あやおけぶろぐ

うつ病で発達障害スペクトラムのあやおけが、考えていること

発達障害(ASD)と診断された、私の性格の特徴

 

こんにちは。あやおけです。

 

今回は長くうつ病を患い、最近ASDと診断された私の性格の特徴について書きたいと思います。


この後別記事で、その特徴を長所にできること、性格の特徴を生かした仕事選びについて書いていく予定ですので、
その前段階として読んでいただければと思います。

 

 

!!注意!!
この記事の内容はすべてのASDの方に当てはまるものではありません。
内容は私の主観です。

 

「私ASDじゃないけど、こういうところあるな~」「私はASDと診断されたけど全然あてはまらない!」
ということももちろんあると思いますので、

あやおけはこんな性格の特徴で苦労してるんだな~という感じで
読んでいただければと思います。

 

 

正しく想像力をはたらかせるのが苦手

他人の感情や、近い未来について、正しく想像・予測することが苦手です。

 

幼いころは、新しいことを始めることを極度にいやがり、

習い事やクラブ活動を始めることが非常に辛かったです。

それは、習い事などに楽しく通っている自分をうまく想像できなかったからです。

 

後述する「空気が読めない」ということにも関連しますが、

表情などから人の感情を予測するのも得意ではありません。

 

そのために他の人を傷つけたことも、

自分が傷ついたこともたくさんあるので、

現在は過度に人の顔色をうかがって不安になってしまうこともよくあります。

 

 


自分と他人の世界の境界(ニュートラルゾーン)があいまい

自分の世界と他人の世界の区別があいまいなので、

他人に過度に共感してしまい、適度に距離を保った人間関係を構築するのが難しいです。

 

私が以前勤めていた会社では、自分の感情が表に出やすい人が多く、
いつも誰かがイライラしていました。

 

そんな中、私の隣の席の同僚は、業務でのミスが多く、毎日のように上司に怒鳴られていました。
私が怒られているわけではないので、そのまま自分の仕事を続ければよいのですが、
だんだん同僚が怒られているのか、私が怒られているのかがわからなくなり、
とても苦しくなって、場合によっては業務が手につかないくらいパニックになったりしていました。


このように、相手の負の感情がどろどろとこちらの心に流れ込んでくるような、

他人が自分に憑依するような、感覚になることが多くあります。

 

これについて、前述の「表情などから人の感情を予測するのが苦手」という特徴とは

矛盾しているようにも感じるのですが…

空気が読めないことを過剰にカバーしようとして、

他人が置かれている状況に敏感になっているということかもしれません。

 


その他にも、他人との適度な距離感がわからず、
空気が読めないので、
幼いころから人間関係における失敗を多く重ねてきました。

 

学生時代はその結果いじめられたりもしましたが、
失敗から学んで空気が読めないなりの処世術のようなものを身に着けることによって、
現在は多少カバーされつつあると思います。

 


こだわりが強く、興味があることに過度に集中するため、マルチタスクが苦手


決められた、もしくは自分の決めたルールや手順を逸脱することが許せない傾向にあります。

突然の予定変更や柔軟に対応を変えること、ルールやマナー違反をする人が苦手で、
同じことを繰り返すことに安心感を覚えます。

 

昔から、また今現在の私自身にも大いにあることですが、

一連の流れの中で一つがダメになると、

すべてがダメになってしまったような気持ちになることがあります。

 

普段の仕事ぶりを認めてもらっていても、

その人に話しかけた時、

「ちょっと忙しいから、その件あとにしてくれる?」

と言われただけで、

自分は空気の読めないダメ人間だ、死んだほうがましだと、

自分のすべてを否定していまいます。

 

小学生の頃、書道の授業では、

ひとつの とめ・はらい がうまくいかないと、

その作品の全体が全然ダメなものに思えてしまって、

最後まで書ききらずにすぐに捨ててしまう、

ということを繰り返していたため、

なかなか作品が完成せず、よく居残りをしていました。

 

 

また、幼いころから今もそうですが、一つのことに集中すると、
話しかけてくる人の声に気づかないことがあります。

作業に集中しているときに他の話をされると、
その人の声は聞こえている状態でも、内容について全く理解できないということが起こることもあります。

場合によっては、「あやおけは話を聞いているふりをして、何も聞いていない」

ととらえられる場合もあります。

 

一つの作業に集中すると、別のすべき作業についてすっかり忘れてしまうことも多くあります。


なのでいくつも異なる締め切りの案件を抱えることは、精神的に非常に苦しいです。

 

 

 

感覚の鋭敏さと鈍感さ


小さいころは飛行機の音が非常に苦手で、
飛行機が上空を飛んでいるといつも耳をふさいでいました。

 

今は、特に人の笑い声に敏感で、
特に学生の集団が集まって、甲高い声できゃいきゃいしている声を聴くのはとても苦しいです。

 

そのように敏感なところもあれば、鈍感なところもあって、

私は打ち身など、痛みにとても鈍感です。

 

私自身は、ちょっと躓いてこけただけで、なんともないと思っていても、

打ち付けた場所にびっくりするくらい大きな痣ができていたりして、

しかもそれを自分では気付かず、

他人に心配されて気付くこともあります。

 

なので、どこで打ったかわからない痣がたくさんできていることもしょっちゅうあります笑

 

 

トラウマになりやすい


辛かったこと、苦しかったこと、恥ずかしかったことばかり鮮明に覚えていて、
ふとした時にフラッシュバックします。

 

他の人にとってはささいな出来事でも、
いつまでも忘れられず思い出してしまうこともあります。

 

その時の感情もよみがえってきて、そのたびに苦しく、
叫びだしたくなる衝動に駆られたり、
自分自身を攻撃する言葉を心の中で何度も繰り返したり、
それを本当に口に出してしまったりします。

 

 はたから見るとひとりでぶつぶつつぶやいているので、

とても怪しいですね笑

でも本人は一つの偏った考えや出来事が頭の中を支配してる状態で、

とても苦しんでいる場合もあります。

 

 

 

 

さて、暗い話が続いてしまったような気もしますが、

 

次回はこれらの特徴による社会との不適合や、苦しい気持ちを

本人や周囲の人々はどう扱っていけば双方が楽になれるのか、

またその特徴が転じて長所になる場合もある

という内容を書いていきたいと思います。